4-3 パーソナルパワーにエネルギーを集中する

パーソナル・パワー・グリッドSMが明らかにしているように、チェンジマスターになるには、自分が影響を与えられることやコントロールできる領域にエネルギーと注意を集中させることです。グリッドのそれぞれの象限を見直してみましょう:


  • “マスタリー”は、あなたがコントロールできることに対して起こす行動です
  • “不毛な努力”は、あなたがコントロールできないことをなんとかしようとすることです: 空回りし、達成感を感じることなく時間を浪費します
  • “あきらめる”は、自分がコントロールできるかもしれないことについて行動を起こさず、まるで無力のように振る舞い、犠牲者のように感じることです
  • “手放す”は、自分のコントロールが及ばないことにじたばたせず、自分を責めたり腹をたてないことです。手放すことによって身体的な開放感と安らぎが得られます。

マサチューセッツ大学のロバート・カラセック博士によって、厳しい要求が突きつけられる状況において、自分たちの“コントロール” (選択、関与、参加)のレベルが低いことが最も苦痛であることが明らかにされています。

変化とは、快適なパターンを壊し、常に要求が増えていくものですが、要求から逃れることがゴールではありません。自分の選択肢を積極的に練る方法やオプションを探すことにより、自分自身を衝撃から「守る」ことが最善の策なのです。