3-2 自分の内側にポジティブなムードを創り出す

変化を経験している時には、あなたが元々持っているにも関わらず、まだ気づいてない内なる可能性を引き出すことを学んでください。これは自分自身を見つめ、自分のことを有能で価値があり、きっとうまくできると捉えることです。

“態度”がその人の力(パーソナルパワー)にどのように影響するかの例として、ある人が変化の犠牲者として振る舞った状況や、別のある人がチェンジマスターとして肯定的な態度と行動を示した状況を考えてみてください。

自尊心を大切にする

変化をマネジメントするうえで重要なのはあなた自身です。肯定的な態度は自尊心や自分を大切にする気持ちから生まれます。

あなたは自分のことをどのように扱っていますか。自分に期待しすぎているでしょうか?  ある人は悲観的になり、ネガティブなセルフトークに陥っています。 - 自分の能力に疑問を投げかけたり、自分がこれまでに成し遂げたことは忘れてしまっています。「もし〜だったら」や「〜していれば」などと考えることは、何の助けにもなりません。

あなたが変化の只中にいる時は、自分ができることを棚卸ししてみることが重要です。あなたの強みや成し遂げたことをきちんと認めることを忘れないでください。あなたの能力のギャップについて思案している時ではありません。

その代わりにあなたの強みを思い起こします。あなたの能力を継続的に高める計画を立ててください。そしてあなたが成し遂げたことに対して、自分自身を褒めてください。誰かが認めてくれるのを待つことはやめましょう。なぜなら変化の最中では、人の注意や関心は散漫になっているからです。

前向きに将来に向き合う

職場での変化に対して、変化から自分を守るためにあらゆることをしなければならないと感じる人たちがいます。そういった人たちは、変化が物事を悪化させると決めてかかり、防衛的な態度をとります。もちろんあなたは現在の状況を作り上げるのにかなりの投資をしてきました。しかし、今後あなたの変化に対する対処の如何によって、新しい可能性を開くことができるのです。 これは混乱と挑戦なしには叶いません。

変化はネガティブなものだと決めつけることによって、重要な選択肢を手元から失わないようにしましょう。

変化にどのようにアプローチするかによっては、その存在にすら気づかなかった喜ばしいチャンスを手に入れることができるのです。

自分の強みを活かす

あなたの強み、スキル、リソースを棚卸しする時間を取ってください。
専門的な資質、経験、業績だけでなく、個人的なものも含めてください。

強み: あなたが依って立つもの

スキル/能力: 時を重ねてあなたが築き上げてきたもの

リソース: コミュニティ、家族、個人的なもの

書き出したものの中から1つか2つを選んで丸をつけ、それらがあなたの強みとなるためにこれまでに何をしてきたのか、振り返ってみましょう。

「3-2 自分の内側にポジティブなムードを創り出す」への1件のフィードバック

コメントは受け付けていません。