2-5 抵抗を認める

変化の中では誰でも当たり前に抵抗のフェーズを経験します。誰もが邪魔をされたくはありません。これまで慣れ親しんできたやり方を手放すことは、ある種の終わりを意味し、今までうまくいっていたパターンは崩れてしまいます。抵抗のフェーズについて考えるうえでのヒントは、

人は変化に抵抗するのではなく、失うことに抵抗するのだ

と考えることです。

以下は人が抵抗する際のいくつかの理由です:

  • 期待が打ち砕かれたり、安心感が脅かされる
  • 自分の人生がコントロールできないかのように、無力感と不安を感じる
  • 自分が愚かに見えはしないかときまりが悪く、恥ずかしさや恐れを感じる
  • 変化による影響を理解するだけの十分な情報がない

抵抗は避けるべきものではありません。それは変化のフェーズを経験しているしるしとして認識することができます。自分の気持ちに耳を傾け、その声を行動していくドライバーとすることができるのです。

抵抗を克服する最も効果的な方法は、自分の気持ちを認め、他の人にそれを話すことです。似たような変化に直面している、あるいは直面していた人と気持ちを分かち合うことは特に助けとなるでしょう。話しをした後、自分が楽観的になり、希望が持てることに気づくことがよくあります。これはあなたが探求のフェーズに入っていこうとする兆候です。

抵抗を理解する

あなたが直面している変化について考えてみましょう。あなたがこの変化に対して抵抗を感じるもっともな理由をいくつか挙げてください。

失いつつあるものは何か?

どんなパターンが崩れているのか?

期待はどのように変わってきたか?

変化を捉える上で影響を与える個人的な状況や事情とは?