ラガーマンに見る第5水準のリーダーシップ

ラグビーの基本ルールはボールを後ろにパスすることだ。それでいて、もらった選手は巨漢を前に、一歩前にでなければならない。この理不尽さやジレンマに向き合うタフな思考とチーム一丸となった行動がトライを決める。知り合いの一人に90年代後半、日野自動車で活躍していたラガーマンのファーガソン選手がいる。彼は、試合では物凄い形相で駆け抜ける姿が印象的だったが、普段は穏やかでとても謙虚な方であったことを思い出す。

Good to Greatの著者であるジェームス・C・コリンズ氏は調査結果をもとに第5水準のリーダーシップの二面性として「職業人としての意思の強さ」と「個人としての謙虚さ」という事実を導き出している。

私が知るラガーマン・ファーガソンは、ビジネスの世界で求められる最高水準のリーダーシップの特質を体現していると言っても良い。

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James Hayase

There is no limit to one's search for excellence.