中国の農村部から出稼ぎの人が結構来ているようだ。受け入れ側の農家には人を選ばない。誰でもいいから連れてきてくれという方もいるらしい。ここでは「誰でもこい農家」と命名したい。その主人は労働者たちのモチベーションを上げるだけでなく、他よりも余計に賃金を払うという。とにかく怒らない、やらせてみる、それで彼らはめちゃめちゃ働くという。収穫後は温泉に連れていく、週末も経費を切り詰めながら楽しい思いをさせるそうだ。
実は「誰でもこい農家」のことは中国に帰った労働者たちの仲間内で評判になっているらしい。そこで、ある時「誰でもこい農家」のところへカツラをかぶった中国人が採用面接に来たそうだ。理由を聞いたところ、「少しでも容姿をよく見せれば採用してもらえるのではないかと思った」とのことだった。それを聞いた主人は「面白い!」と言って、もちろん採用した。そんな話を友人から聞いた。
実に面白い。「誰でもこい農家」は人のやる気をださせる。
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James Hayase
There is no limit to one's search for excellence.
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