本屋が消える-サンフランシスコ

西海岸のイメージはシリコンバレー、一流大学、最先端医療、新しい働き方、ベンチャー、など様々なことが浮かぶ。その中でも「本屋さんが市場から消えていく」ことがあげられる。どのように受け止められているのかを現地のビジネスパートナーに尋ねてみたが、本を手にとって読む喜びは今でも変わらずあり、ネットでの購入というスタイルに適応しているとのことだった。ここサンフランシスコでは新しい働き方が大きな生活様式の変化をもたらしていた。

これは買い手側の行動様式のみならず、売り手側の意識や行動様式にも大きな変化をもたらしている。かつての本屋の店員はどこに行ってしまったのか。お客さま対応をしていた彼らはどこで働いているのか。彼らの多くはロジを扱う倉庫にいるのかもしれない。なんだ、それじゃやる気をなくすのでは、と思う節もある。

では発想を変えて、倉庫がフロントエンドであると位置づけると、倉庫こそがカスタマーフェィシングの最前線であり、カスタマーについての知識、経験が活きる場所となるのではないか。しかし、環境が変わる中で、意識や行動様式を洗練させながら、新しいやり方を身につけていくことは容易ではない。

こうした変化を頭では受け入れられるが、心や行動では難しいと感じる人々がたくさんいる。単なるロジックでは理解できても、変化についていくことはできない。人が自らの変化適応のプロセスを経験することが必要となる。その変化対応にもスキルがあり、それを身につけていくことが鍵となる。

私たちは心理学者であるCynthia D. Scott博士との提携により、変化や変革を乗り越えていく際に、ないがしろにされがちだが、極めて重要である人間の心理曲線(Transition Curve)™️をベースに、必要な考え方やスキルを身につけていくワークを提供していく。

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James Hayase

There is no limit to one's search for excellence.