「声がけ」がつなぐ人と人

今年も東京マラソンが開催されましたね。11回目の今年はコースが変わり東京駅がゴールとなったことや、男女ともに国内最高記録が出たことなどで話題になりました。

今年は5キロ地点で給水のボランティアをさせていただいたのですが、ランナーの皆さんとの触れ合いが本当に楽しく、感動的でした。5キロ地点ということもあってか、海外からの招待選手や国内の有名な選手たちはあっという間に駆け抜けて行きました。その後、たくさんの市民ランナーの皆さんがやってきて、コップに入った水を取っていくわけですが、その際に「がんばってください!」と声をかける「ありがとう!」と笑顔で返してくれるのです。水は取らないけれど、わざわざ私たちボランティアに向かって「ありがとうございます」と笑顔で手を振ってくれるランナーもいました。そんなやり取りが本当に嬉しかった。

5キロ地点の通過タイムリミットが気になる頃には、やってくる市民ランナーの中には辛そうな方々もちらほら見受けられるようになってきます。沿道で応援している人もボランティアもみなが声を張り上げて「がんばれー!!」「がんばってください!!」と応援します。水もこの頃には手渡しですが、「がんばってください」と声をかけて渡すと、目で「うん」と返してくれるランナーもいました。

終わってみると、喉が痛い。それぐらい夢中になって応援していました。

仕事の中でも、こんな風に誰かを一生懸命応援したとしたら、それは相手に力を与えることができるのではないか、そして相手がそれに応えてくれたとしたら、どんなに嬉しいだろうと改めて思いました。頑張っている人がいたら素直に声をかけられるチーム、声をかけてもらったら「ありがとう」が自然に出てくるチーム。そんなチームを作るお手伝いが少しでもできたらと思います。

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Masami Sato

ワンアソシエイツ ディレクター。プログラムやコンテンツの開発を担当。趣味は旅行、散歩、御朱印集め。夫、娘、セキセイインコ一羽と暮らす。

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